【ミャンマー】渡航状況・危険情報を完全解説|※現在は渡航ができません

⚠️ はじめに:この記事はモデルコースではありません

ミャンマーは、2026年前半時点で全土に「レベル2:不要不急の渡航は止めてください」以上が出ています。
ヤンゴンもバガンもインレー湖も、すべてレベル2以上。レベル1の地域は一つもありません。

家族旅行はまさに「不要不急」にあたるため、本記事では2泊3日モデルコースは掲載していません。
この記事は「行ける状況になったときのための下調べ」としてまとめたものです。

ミャンマーはアジアの中でも屈指の「行ってみたい国」でした。

平原に3000を超える仏塔が林立するバガン、黄金に輝くシュエダゴン・パゴダ、片足で櫂を漕ぐインレー湖の漁師。2010年代には日本人観光客も多く訪れていた国です。状況が変わったのは2021年でした。

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「昔は行けた国」が今は行けない。これはサウジアラビアとは事情がぜんぜん違って、もっと重い話なんです

この記事でわかること

  • 1 いまミャンマーに行けない理由(2021年からの経緯)
  • 2 どの地域がどのレベルなのかが一目でわかる地図
  • 3 サウジアラビアとの決定的な違い
  • 4 情勢が落ち着いたら訪れたい4エリア
  • 5 「どうなったら検討していいか」の判断基準

いま行けない理由:地域別の危険情報

レベル意味対象地域
レベル3渡航は止めてください
(渡航中止勧告)
ラカイン州の一部、チン州の一部
シャン州(コーカン自治地帯)
カチン州(ライザー周辺)
カレン州(ミヤワディ地区)など
レベル2不要不急の渡航は止めてくださいヤンゴン、マンダレー、バガン、
インレー湖、ネピドーを含む上記以外の全土
レベル1十分注意してください該当なし

サウジアラビアとの決定的な違い

このブログではサウジアラビアについても同じ形式の記事を書いていますが、ミャンマーとは事情が大きく違います。

サウジアラビアミャンマー
レベル1の地域あり(ジェッダ、アルウラなど)一つもない
原因2026年2月からの地域情勢
(短期的な緊迫)
2021年2月のクーデター以降
(5年以上続く政情不安)
直近の動き停戦後、レベルが引き下げられた一部地域は引き上げられている
見通し改善の兆しがある短期的な改善は見込みにくい

サウジアラビアは「一時的に上がったレベルが下がりつつある」状態でした。一方ミャンマーは「5年以上、全土が引き上げられたまま」の状態です。この記事は、より長い目で見る必要があります。

なぜこの状況になったのか

〜2020年

観光地として人気を集めていた時期

2010年代に民主化が進み、日本からの直行便も就航。バガンやインレー湖を巡るツアーも多く組まれ、旅行先として注目されていました。

2021年2月

軍事クーデター

国軍が実権を掌握。ヤンゴンを含む全土の危険情報がレベル1からレベル2へ引き上げられ、それ以降ずっとその状態が続いています。

2021年〜現在

各地での衝突が継続

国軍と民主派勢力・少数民族武装勢力との戦闘が各地で続いています。地域によっては戒厳令が出され、レベル3に指定されている場所もあります。

現在

一部地域はむしろ引き上げられている

全体として改善に向かうどころか、新たにレベル3へ引き上げられた地域もあります日本を含む主要国が、自国民に対して渡航を推奨していない状況が続いています。

「ヤンゴンは普通だった」という声について

ネット上には「実際にヤンゴンに行ったけど、街は普通に機能していた」という体験談も見られます。これはおそらく事実です。屋台は営業し、モールには買い物客がいて、タクシーも走っている。そういう日常は確かにあります。

ただ、「その日その場所が平穏だったこと」と「子連れで行っていいこと」は別の話です。危険情報が見ているのは「何かあったときにどうなるか」という部分だからです。

  • 情勢が急変したときに出国できるか:空港が閉鎖されたり便が止まったりする可能性があります
  • 医療が必要になったときに対応できるか:子連れではここがいちばん怖い部分です
  • 海外旅行保険が適用されるか:危険情報が出ている地域は補償対象外になることがあります
  • 撤退の判断ができるか:大人だけなら動けても、子連れでは身動きが取りにくくなります
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「行った人が無事だった」は「安全だった」の証明にはならない。子連れのときは、この違いをいちばん大事にしています

情勢が落ち着いたら訪れたい4エリア

ここからは「いつか行ける日」のための下調べです。行程表ではありません。また、以下の4エリアはいずれも現在レベル2の地域です。

① ヤンゴン|黄金のパゴダがある最大都市

📷(写真:夕暮れのシュエダゴン・パゴダ)

  • シュエダゴン・パゴダ:高さ約100m、金箔に覆われた仏塔。ミャンマー仏教の中心であり、夕暮れに黄金が輝く光景はこの国を象徴する風景です
  • 植民地時代の建築群:ダウンタウンにはイギリス統治時代の建物が残っています
  • ボージョーアウンサン・マーケット:民芸品や宝石が並ぶ市場
  • 子連れ視点:パゴダは裸足で参拝します。石畳が日中は非常に熱くなるので、夕方の訪問が現実的です

② バガン|平原に3000超の仏塔

📷(写真:朝もやに浮かぶバガンの仏塔群)

この国最大の見どころ。11〜13世紀に建てられた仏塔・寺院が、平原に3000以上も残っています。2019年に世界遺産に登録されました。

  • 朝もやと夕日:仏塔のシルエットが浮かび上がる時間帯が最も美しいとされます
  • 熱気球:上空から仏塔群を見下ろす体験(運航状況は要確認)
  • アーナンダ寺院など主要寺院:白壁と金の尖塔が美しい建築
  • 子連れ視点広大なので馬車やeバイクで回るのが一般的。日陰が少なく暑さ対策が必須です

③ マンダレー|王朝時代の古都

📷(写真:夕日のウーベイン橋)

  • ウーベイン橋全長約1.2km、世界最長級とされるチーク材の木造橋。夕日のシルエットが有名です
  • マンダレー・ヒル:街を一望できる丘。参道の階段を登ります
  • 旧王宮:ビルマ最後の王朝の宮殿跡
  • 子連れ視点:ウーベイン橋は手すりのない区間があるので、必ず手をつないで歩く必要があります

④ インレー湖|水上に暮らす人々

📷(写真:片足で櫂を漕ぐインレー湖の漁師)

  • 片足漕ぎの漁法:片足を櫂に絡めて漕ぎながら両手で漁をする独特の技術。子供が見ても「なんで!?」と驚く光景です
  • 水上集落と浮き畑:湖の上に家が建ち、畑まで浮かんでいます
  • 織物・銀細工の工房:蓮の繊維から糸を紡ぐ工房も
  • 子連れ視点:移動はすべてボート。ライフジャケットの有無を必ず確認しましょう

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