モルディブは「1島=1リゾート」という、世界でも珍しい仕組みの国です。
島に着いたらそこはもう自分たちの島。移動はすべて徒歩、目の前は透明なラグーン、部屋は海の上。移動が一切ないから、子連れでも驚くほどラクなんです。この記事では、初めてのモルディブでもそのまま真似できる2泊3日モデルコースを子連れ目線で紹介します。
⚠️ はじめに:日程の考え方
日本からモルディブへの直行便はありません。スリランカ、シンガポール、ドバイなどを経由し、乗り継ぎ込みで片道12〜15時間程度かかります。
そのため、本記事の「2泊3日」は現地リゾートでの2泊3日を指しており、往復の移動でさらに1〜2日必要です。実際の休みは4〜5日を確保してください。
この記事でわかること
- 1 子連れモルディブ現地2泊3日の過ごし方
- 2 時間ごとのタイムラインと所要時間
- 3 リゾート選びの4つの基準(ここで9割決まります)
- 4 オールインクルーシブの中身と追加費用の考え方
- 5 水上ヴィラの年齢制限など、子連れならではの注意点
移動がゼロだから、親も本当に休めます。子連れ海外で「疲れない旅」は、実はいちばん贅沢なことかもしれません。

モルディブは「どこを観光するか」じゃなくて「どのリゾートを選ぶか」がすべて。この記事は選び方に一番の力を入れて書いたよ
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Contents
このモデルコースはこんな人向け
「モルディブって新婚旅行の場所じゃないの?」
「子連れで行っても浮かない?楽しめる?」
「予算がすごくかかりそう…」
その全部に答えます。この記事はこんな方向けです。

- とにかく「移動しない旅」で親も休みたい家族
- 海と生き物が大好きなお子さんがいる家族
- 記念日や節目の旅行を計画している家族
- シュノーケリングデビューをさせたい家族
- 予算をかけるならホテルに全振りしたい家族
本記事では、実際に子連れ旅行を何度もしてきた筆者が、そのまま丸かぶりで真似できる現地2泊3日のモデルコースをご紹介します。リゾートの選び方・追加費用・年齢制限まで全部まとめました。

実はモルディブ、ファミリー向けリゾートがすごく増えてるの。キッズクラブ完備の島なら、子連れが浮くどころか主役だよ

おうちの下がお魚さんの海なの!?お部屋から泳げるの!?
| 旅行日数 | 現地2泊3日+往復の移動日(実質4〜5日必要) |
| おすすめ年齢 | 3歳〜(長時間フライトに耐えられる年齢から) |
| 予算 | 大人1人 約25万円〜(家族3人で約65万円〜) |
| 移動 | スピードボート・水上飛行機(島内はすべて徒歩) |
| ベビーカー | ×(砂地と桟橋がメイン。抱っこ紐が現実的) |
| 疲れにくさ | ★★★★★(現地では移動ゼロ) |
時差はマイナス4時間。観光ビザは到着時に空港で発給される仕組み(事前申請不要)ですが、入国前の電子申告(IMUGA)が必要な場合がありますので、出発前に最新の入国要件を必ず確認してください。
モデルコース全体図

| Day1 到着日 | ヴェラナ国際空港 → スピードボートでリゾート島へ(約45分)→ 水上ヴィラにチェックイン → ラグーンで水遊び → サンセット&夕食 |
| Day2 島で丸一日 | ハウスリーフでシュノーケリング → 砂州(サンドバンク)へ → キッズクラブ&プール → ドルフィンクルーズ |
| Day3 最終日 | 朝の海でひと泳ぎ → チェックアウト → スピードボートで空港(約45分)→ 帰国 |
ポイントは「予定を詰め込まない」こと。モルディブの正解は、何もしない時間をたっぷり取ることです。
Day1|到着日はリゾート島へ渡る

ヴェラナ国際空港 到着 → リゾート島へ
📷(写真:空港の桟橋に並ぶスピードボート)
ポイント:到着ロビーを出ると、各リゾートのカウンターでスタッフが名前の書かれたボードを持って待っています。ここからはすべて向こうが案内してくれるので迷いません。近い島はスピードボートで約45分、遠い環礁なら水上飛行機で約35分〜。水上飛行機は日中しか飛ばないため、深夜着の便だと空港近くで1泊が必要になることがあります。
子供向け情報:ボートは揺れることがあるので酔い止めを。ライフジャケットは着用を
移動:スピードボート約45分/水上飛行機約35分〜(リゾートにより異なる)
水上ヴィラにチェックイン
📷(写真:海の上に並ぶ水上ヴィラ)
ポイント:桟橋を歩いて客室へ。デッキから直接海に降りられる部屋もあり、子供は着いた瞬間から大興奮です。ただし水上ヴィラは「〇歳以上」という年齢制限を設けているリゾートがあります(安全上の理由)。小さいお子さん連れの場合はビーチヴィラ(浜辺の部屋)のほうが安心なことも。予約前に必ず確認しましょう。
子供向け情報:デッキに柵がない部屋もあるので、目を離さないこと
ベビーカー:× 桟橋は板張りで隙間があり、砂地も多いので抱っこ紐が安全
ラグーンで水遊び
📷(写真:遠浅の透明なラグーン)
ポイント:島を囲む浅瀬(ラグーン)はサンゴ礁に守られていて波がほとんどなく、驚くほど透明。足がつく深さがずっと続くので、小さい子でも安心して遊べます。サンゴのかけらで足を切らないよう、マリンシューズがあると安心です。
トイレ・シャワー:部屋がすぐそこなので困りません
子供向け情報:日差しは東南アジア以上に強烈。ラッシュガードと帽子は必須。15時以降が過ごしやすい
サンセット&夕食
📷(写真:水平線に沈む夕日)
ポイント:遮るものが何もない水平線に沈む夕日は、初日のハイライト。夕食は島内のレストランで。オールインクルーシブ(食事・ドリンク込み)のプランなら、追加費用を気にせず子供に好きなものを頼めます。島には一つしかレストランがない場合もあるので、食事の選択肢は予約前に確認を。
子供向け情報:キッズメニューの有無、離乳食の対応可否はリゾートによって差があります。事前に相談を
島に着いてしまえば、あとは移動なし。ここから帰国まで、荷物を持って歩くことは一度もありません。
Day2|島で丸一日、海と過ごす

ハウスリーフでシュノーケリング
📷(写真:サンゴ礁と熱帯魚の群れ)
ポイント:「ハウスリーフ」とは、島を囲むサンゴ礁のこと。モルディブの魅力は、ボートに乗らなくても岸から泳いですぐ熱帯魚に会えることです。カクレクマノミやウミガメに出会えることも。朝は風が弱く海が穏やかなので、この時間帯がベストです。
子供向け情報:子供用ライフジャケットとシュノーケルの貸出があるか必ず確認を。浮き輪から顔をつけて見るだけでも十分楽しめます
注意:サンゴには絶対に触らない・立たない。マリンシューズで足を守りましょう
砂州(サンドバンク)へ
📷(写真:海に浮かぶ白い砂州)
ポイント:ボートで約20分、海の真ん中に浮かぶ「砂だけの島」へ。木も建物も何もなく、360度が海という非日常の景色です。写真映えという意味では、この旅でいちばんの場所かもしれません。潮の満ち引きで大きさが変わるので、訪問できる時間帯は限られます。
トイレ:砂州にはありません。出発前に必ず済ませて
子供向け情報:日陰がまったくないので、帽子・ラッシュガード・水分は必須。長居はせず短時間で切り上げるのが正解
キッズクラブ&プールで休憩
📷(写真:リゾートのキッズクラブ)
ポイント:日差しがいちばん強い時間帯は、屋内で休むのが正解。キッズクラブがあるリゾートなら、スタッフが子供を見てくれる時間帯があります。その間に親がゆっくりできるかどうかで、旅の満足度が大きく変わります。プールで遊ぶのも、海とはまた違う楽しみです。
子供向け情報:キッズクラブは対象年齢が決まっていることがほとんど(3〜12歳など)。予約前に必ず確認を
ベビーカー:× 島内は砂地が多く使えません
ドルフィンクルーズ
📷(写真:船と並走するイルカの群れ)
ポイント:夕方、野生のイルカを探しに行く人気ツアー。船と並走してジャンプする群れに出会えたときの子供の反応は、忘れられないものになります。夕日の時間帯に開催されることが多く、サンセットクルーズを兼ねている場合も。野生動物なので、必ず会えるとは限らないことは子供に伝えておきましょう。
子供向け情報:前日までに予約が必要。海上は風が強いので上着を1枚
費用:オールインクルーシブでもアクティビティは別料金のことが多いので確認を

ここに書いた4つ、ぜんぶやらなくていいからね。「今日は海だけ」でも大満足なのがモルディブ。詰め込まないのが正解だよ
Day3|最終日は朝の海と帰国

朝の海でひと泳ぎ
📷(写真:鏡のように静かな朝のラグーン)
ポイント:風がなく、水面が鏡のようになる朝の海が、1日でいちばんきれいです。人も少なく、魚もよく見えます。最終日の朝こそ、少し早起きして海に入る価値があります。朝食もゆっくり食べて、島での最後の時間を味わいましょう。
子供向け情報:この日は水着を着せたまま朝食に行き、あとでシャワーという流れが効率的です
チェックアウト → 桟橋へ
ポイント:荷物はスタッフが桟橋まで運んでくれます。出発時刻はフライトから逆算してリゾート側が指定するので、自分では選べません。多くのリゾートではチェックアウト後もシャワーやラウンジを使わせてもらえるので、ぎりぎりまで海で遊べます。
子供向け情報:水着は前夜に干しておくと、この日の荷造りが一気にラクになります
スピードボートで空港へ → 帰国
ポイント:行きと同じルートで空港へ約45分。海の上を走る最後の時間も、しっかり景色を楽しみましょう。空港到着後はチェックインを2〜3時間前に済ませ、経由地での乗り継ぎに備えます。帰りも12〜15時間の長い移動になるので、機内用のおやつと動画を空港で準備しておくと安心です。
子供向け情報:空港に授乳室あり。経由地の待ち時間も計算に入れておきましょう

【最重要】子連れリゾート選び 4つの基準
モルディブは観光地を選ぶ旅ではなく、島を選ぶ旅です。ここで満足度の9割が決まります。個別のホテル名より、この4つの基準で絞り込んでください。
① 空港からの距離と交通手段
| 手段 | 時間 | 子連れ視点 |
|---|---|---|
| スピードボート | 約20〜60分 | ◎ 時間帯を選ばず運航。子連れにはこれが最有力 |
| 水上飛行機 | 約20〜50分 | △ 景色は最高だが日中のみ運航・別料金が高額 |
| 国内線+ボート | 1.5〜3時間 | × 遠い環礁向け。2泊3日では現実的でない |
短い日程なら「スピードボートで行ける島」一択です。移動が短いほど、島で過ごせる時間が増えます。
② ハウスリーフの質
同じモルディブでも、島によって「岸から泳いで魚に会えるかどうか」がまったく違います。ハウスリーフが良い島なら、ボートツアーに申し込まなくても毎日シュノーケリングが楽しめます。「house reef」で口コミを検索するのが、いちばん確実な調べ方です。
③ キッズクラブと年齢制限
- キッズクラブの有無と対象年齢(3〜12歳などの設定が多い)
- 水上ヴィラの年齢制限(安全上、小さい子は不可の島も)
- ベビーベッド・キッズメニューの有無
- 「アダルトオンリー」の島でないか(大人専用リゾートも存在します)
「アダルトオンリー」の島を予約してしまうと子供は宿泊できません。これは必ず最初に確認してください。
④ 食事プラン(オールインクルーシブか)
| 朝食のみ | 島にはコンビニがなく、昼夕はリゾート価格。結果的に高くつくことが多い |
| 3食付き | 飲み物は別料金。子供のジュース代が意外とかさみます |
| オールインクルーシブ | 食事+ドリンク込み。子連れにはこれが安心(アクティビティは別料金のことが多い) |
島の外に出て食事をする選択肢が物理的に存在しないのがモルディブ。一見高く見えてもオールインクルーシブのほうが総額は安く、しかも精神的にラクです。
子連れの食事事情
モルディブの食事はすべてリゾート内で完結します。街の食堂も屋台もコンビニもありません。だからこそ、「食事プランの選択」がそのまま旅の快適さになります。
| 朝 | ビュッフェ(パン・卵料理・フルーツ・アジア料理も):選択肢が広く子供も困りません |
| 昼 | ビュッフェまたはアラカルト。パスタ・ピザ・フライドポテトは大抵あります |
| 夜 | シーフードグリル・カレー・インターナショナル料理。モルディブ料理(ツナと ココナッツ)も |

リゾートのビュッフェは国際色豊かで、白いごはんもパスタもある。「食べるものがなくて困る」ことはまずないよ
離乳食・アレルギー対応
島にはドラッグストアもベビー用品店もありません。足りないものを買い足すことができないので、必要なものはすべて日本から持参が原則です。
ただし、多くのリゾートは事前に相談すれば離乳食やアレルギー対応食を用意してくれます。予約時に子供の年齢とアレルギーの有無を必ず伝えておきましょう。「現地で何とかする」が通用しない環境だと理解しておくことが大切です。
子連れモルディブで失敗しないコツ
- リゾート選びに時間をかける:ここで9割決まります。空港からの距離・ハウスリーフ・キッズクラブ・食事プランの4点を必ず確認
- 水上ヴィラの年齢制限を確認:小さいお子さんならビーチヴィラのほうが安心なことも
- 到着便の時刻と送迎手段を合わせる:水上飛行機は日中のみ運航。深夜着だと空港近くで前泊が必要になります
- 必要なものは全部日本から:島に店はありません。薬・オムツ・日焼け止め・浮き輪など、足りなくなると詰みます
- 日差しは想像以上に強烈:赤道直下です。ラッシュガード・帽子・こまめな水分補給を徹底してください
- サンゴに優しい日焼け止めを:一部成分の使用を制限しているリゾートがあります。「リーフセーフ」の表記があるものを選びましょう
- ベストシーズンは乾季の11〜4月:5〜10月は雨季で波も高くなります。ただし雨季は宿泊費が下がるので、割り切って選ぶ手も
雨の日・海が荒れた日ならこう過ごそう
モルディブのスコールは短時間で上がることがほとんどですが、島から出られない以上、選択肢は限られます。
- キッズクラブ(雨の日の最大の救い。ある島とない島の差が出ます)
- 屋内プール・スパ(設備のあるリゾートなら)
- 部屋のデッキで過ごす(水上ヴィラなら雨の海を眺めるのも贅沢な時間)
- ボードゲーム・本を持参(島に娯楽施設はないので、日本から持っていくのが確実)
波が高いとボートツアーは中止になります。ハウスリーフが良い島なら、島の風下側で泳げることも多いです。
旅行費用の目安(家族3人・現地2泊3日)
| 項目 | 料金目安 |
|---|---|
| リゾート(2泊・オールインクルーシブ) | 約200,000〜500,000円 |
| 航空券(3人往復・経由便) | 約240,000〜400,000円 |
| 空港⇄リゾートの送迎(3人往復) | 約60,000〜150,000円 |
| アクティビティ(ドルフィン・砂州など) | 約30,000円 |
| 合計 | 約65万〜100万円 |
※このシリーズで最も予算がかかる行き先です。正直に書くと、韓国や台湾の3〜4倍かかります。
ただし送迎費が意外と大きいので、スピードボートで行ける島を選ぶだけで数万円変わります。また雨季(5〜10月)はリゾート代が大きく下がるので、そこを狙うのも有効です。
お得情報
✈️ 出発前にチェック!お得&時短ポイント
- 入国要件(IMUGAなど)を必ず確認
観光ビザは空港で発給されますが、入国前の電子申告が必要な場合があります。出発前に最新情報の確認を。 - 「子供無料」プランを探す
一定年齢以下は宿泊費や食事が無料になるリゾートがあります。ファミリー向けの島ほど設定が手厚い傾向です。 - スピードボートで行ける島を選ぶ
水上飛行機は1人あたりの往復送迎費が高額。家族3人だと差額が大きくなります。 - 雨季(5〜10月)は宿泊費が下がる
スコール中心で終日雨とは限りません。予算重視ならこの時期も選択肢です。
💰 現地で使える!子連れお得ワザ
- ハウスリーフのシュノーケリングは無料
器材の貸出が無料のリゾートも多く、ボートツアーに申し込まなくても毎日楽しめます。 - キッズクラブは基本無料
スタッフが見てくれる時間帯があり、親の休憩時間が作れます。これだけでも滞在の質が変わります。 - アクティビティは到着日にまとめて相談
人気のツアーは埋まります。滞在初日にスケジュールを組んでしまうのが確実です。 - オールインクルーシブの範囲を最初に確認
「どこまで含まれるか」を到着時に聞いておくと、あとで請求に驚きません。
よくある質問
持ち物チェックリスト
島には店がありません。「足りなければ買う」ができない前提で準備してください。
- パスポート(子供の有効期限も確認!)+入国申告の控え
- 水着(2〜3枚)・ラッシュガード・マリンシューズ
- サンゴに優しい(リーフセーフ)日焼け止め・帽子・サングラス
- 子供用の浮き輪・アームリング(貸出がない場合に備えて)
- 常備薬・酔い止め・虫よけ・日焼け後の保湿剤(島に薬局はありません)
- オムツ・おしりふき(滞在日数分+予備)
- 抱っこ紐(ベビーカーは使えません)
- 防水バッグ・ジップ袋(濡れた水着の持ち帰り用)
- 本・ボードゲームなど(雨の日と長時間フライト用)
- 薄手の羽織り(船上の風・冷房対策)
まとめ
モルディブの本質は「移動しない贅沢」です。島に着いてしまえば、荷物を持って歩くことも、電車の乗り換えを調べることも、渋滞に巻き込まれることもありません。子連れ海外でいちばん消耗する「移動」がまるごとなくなるのが、この国の最大の価値です。
正直に言えば、このシリーズでいちばん予算がかかり、いちばん日程も必要な行き先です。それでも、目の前の海に飛び込めば熱帯魚がいて、部屋の下で波の音がする体験は、他では得られません。節目の旅行や、家族へのご褒美として計画する価値のある場所です。
この旅行はこんな家族におすすめ:
- とにかく移動せず、親もしっかり休みたい家族
- 海と生き物が大好きなお子さんがいる家族
- 記念日や節目の旅行を計画している家族

モルディブは行き先じゃなくて「リゾート選び」がすべて。4つの基準さえ押さえれば、絶対に失敗しないよ。すてきな島時間を!

